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こんにちは。
第七期生のチームEnsembleの上野です。 今週の稲船さんの講義では、「続きのストーリーを考える」ゲームをしました。 どうすればストーリーが出来上がるかということを伝えるためのゲームです。 細かい説明は省いて簡単に説明しますが、 状況・登場人物の設定をざっと出された上で、その場所には何があって、キャラクターが何をするのか。 また、どんな状況変化があって、キャラクターがどういう行動を取るのかを"面白くつながるように"考えていくものです。 この手法でストーリーを構成して行った場合、 "世界観"をつくり、"人物"を投入し、"キャラ設定"を付けるという手順で、 そうすれば"キャラが勝手に動き"、適当なところでオチをつけるとストーリーが完成します。 ここまで簡単ではないですが、漫画や小説など終わりを設定せず、いつまで続くかわからない物語ではこちらのほうが簡単に作れるということです。 さて、私個人的にはシナリオ・ストーリーを作る際には2つのやり方があると思っています。 ひとつは、先ほどのキャラが勝手に動くように設定やイベントを発生させる方法です。 もうひとつは、起承転結の"結"から、つまり終わらせ方、エンディングを考えてそこに向かわせる方法です。 個人的には、ゲームやTRPGシナリオなどのほうはこちらのほうが良いと思っています。 開発者・作成者がやらせたいこと、一番盛り上がるところは終盤に来ることが多いと思うからです。 自分でTRPGシナリオを作る場合、結→承→転→起という順番で作るのですが、 まずそのシナリオのラスボスとその事件を終わらせる方法を考えます。 次に、その事件の概要を考え、どうエンディングにつながっていくのかを考えます。 そして最後に導入と事件勃発の部分を考えていくという流れで行くと、綺麗にまとまると思います。 キャラクター設定は、TRPGなので参加者が作り、キャラクターも参加者が動かすため、 どんな参加者であってもできるようにという配慮は必要ですが、流れはこの感じでできます。 ゲームシナリオの場合でも、目標があり、世界観とそのための動機があればキャラが動いてくれるので、 両方の組み合わせ、エンディングを作って世界観とキャラ設定を投げ込めば、目的に向かって勝手に動いてくれると思います。 ここまで書いて、どちらにも共通して言える大事なことがあります。 それは"キャラの設定のつけ方"です。 やってはいけないこと、やらない方がいいことの一番トップに来るのが、 "キャラ設定にストーリーを組み込まないこと"です。 TRPGで使ったキャラクターにこんなキャラクターがいました。 一人目は「へらへらして他のキャラを煽るような胡散臭いキャラがやりたい」という風に作られたキャラクター。 二人目は「数年前に出て行った兄を探して旅をしている妹」という設定で作られたキャラクター。 同じ世界観で違うルートではありましたが、似たような感じで冒険をしました。 一人目はものすごくよく動いてくれましたが、二人目は縮こまったプレイしかできませんでした。 これは何故でしょうか? これにはちゃんと理由があります。 まず一人目のキャラクターは、「自分の行動理念を世界観に合わせて対応できた」というのが大きく、何も考えて作られてないからこそ、自由に動くことができたというわけです。 しかし、二人目のキャラクターは「まず兄を探したい。後から入ってきた目的はついでにすればいい」ということで、設定ストーリーが先行し、やりたいこととやらなければいけないことの折り合いが難しく動きづらいキャラクターになってしまったわけです。 このように、設定にストーリーをつけてしまった場合、"キャラクターが勝手に動く"というのが難しくなってしまうわけです。 もしこの"キャラクターが勝手に動く"……言ってしまえば"キャラクターの視点でどう行動するのかを考える"ということを体験したい場合はどんなものでも良いのでTRPGを体験してみると良いと思います。 長くなりましたが、今回はこの辺で終わらせていただきます。
by inafunejuku
| 2014-09-30 21:12
| 第七期
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