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2013年、2月28日。東京・品川。
昨日までの寒さが一転して、春一番のような暖かで強い突風が 今年初めて吹いた日。 そして今回は第三期稲船塾、最後の日。 今後、第四期以後の稲船塾に入って自分を試してみたい方や、 入塾したくても何らかの事情で参加できない方のためにも、 最後の講義をできる限り詳細に振り返ります。 前半(14時~16時)は各チーム毎に分かれて最後の話し合い。 企画書を詰めて、その場でPCですぐに編集して、仕上げました。 そして後半(16時~18時)、稲船さんが登場。 いつも通りチームディレクターが各自プレゼンテーションを行うことに。 これまでと違うのは、今回がそれが与えられた「最後の機会」で あるということです。 各自緊張した面持ちのまま、プレゼン開始! いつも以上に曖昧で意味不明、何を言っているのか分からない、 冗長な説明。 冷や汗と赤面状態、焦燥しきってシドロモドロで最悪な状態に。 伝えたいことが口に出てこない。1/10も説明できていない・・・ 最後に稲船さんがジャッジ。 結果は・・・見事なくらい、「惨敗」でした。 最後なのに、今思い返しても恥ずかしいくらいに、 自分を含めて全員が何とも惨めなプレゼンでしたね。 各チームの考えた企画の完成度は意外と高く、 荒削りなアイデアだが、キラリと光る点もあるかも知れない。 今回の稲船塾のお題は「タブレットで動くアプリ」でしたが、 詰めが甘い部分は多々あるにしろ、本当に売れる可能性だって、 あるかも知れない。 これまで15回以上の小野さんの講義やダメ出しを経て、 チームメンバーの意見を取り入れて最終的に完成した企画書は、 最終的にシンプルにまとまり、我ながら自信を持って 「なかなか良い企画書になった、これなら負けない」と自負できる レベルの出来でした。 そんな自信を持って挑んだ最後のプレゼン。 しかし現実は・・・いつも通りに、失敗。 最後の最後まで、3チームとも、稲船さんの心を打つようなまともな プレゼンはまるで、できなかったのです。(30点頂きましたが) これは僕の企画力ならびに、プレゼン能力の欠如に起因するのですが、 なぜ、あそこまで惨めに失敗したのか?失敗した部分は何なのか? 本当の敗戦理由を今あらためて考えてみたいと思います。 それは稲船さんに指摘されたとおり、2点あります。 一つは、相手(この場合、社長である稲船さん)が何を望んでいるのか? 何を求めているのか?何を聞きたがっているのか?をまるで考慮していない、 「自分本位で一方的なトーク」なので、相手にとって退屈極まりない プレゼンだったから。 二つ目は、プレゼンの相手が「今回の企画に関して何も知らないという社長」 であると言う仮定の状況に「飲まれ」てしまって緊張し、混乱した結果、 本来喋りたいことがスムーズに伝えられなかったこと、です。 このゲーム企画の、ここが特徴的なアイデアなんだから、面白い。新しい。 世界観は、キャラデザは、ソーシャル性はああしたい、こうしたい・・・ あくまで「ゲームの企画のプレゼン」ですので、これらの「フック」というか、 ぜひアピールしたい特徴をしっかりと簡潔に、シンプルに説明できる状態に、 アタマの中を整理しておくことは至極当然なことです。 しかしちょっと待ってください。 あなたは自分本位になりすぎていませんか? その「プレゼンの相手」は、本当に「それを」を聞きたがっているのでしょうか? もし相手はゲーム会社の社長といえども、実はゲームに関してよく分からない (ゲームもSNSもしたことがない)、普段は数字しか見てないような経営に 携わっている人だとしたら・・・? もしその人が仕事とスケジュールに忙殺され、すごくイライラした状態の中、 わずかな時間をあなたのプレゼンに割いてくれたとしたら・・・? そんな人が、このゲームのこの部分がいちいちどうだとか、 予定調和的で退屈で、細かい仕様書みたいな一方的な話に本当に興味を持って 耳を傾けてくれるでしょうか? もちろん全く必要じゃない、という訳ではありません。 ゲームの企画なんですから、そんなのは考えておくのは「当たり前」です。 しかしもっとも重要なのは、プレゼンという行為は、 『あくまで相手があって成立する行為』なのです。 そしてプレゼンとは、その場に張り詰めた空気であり、雰囲気であり、 あなたと相手のいる空間の「全て」なのです。 自分ひとりの頭の中やチーム内だけで共有している脚本通りには決していかないのです。 自分本位じゃ、まるで通用しないと言うことです。 何ヶ月も掛けてチームの面々と話し合ったキラ星のようなアイデア、 徹夜をして血眼で作り上げた美しく立派な企画書もいいでしょう。 しかし、その場で相手に対面してLIVEで行うプレゼンテーションとは、 一生懸命魂を削って作った企画書と一体のようで、実は全く異質な 別の『生き物』だと言うことです。 では、どうしたらその得体の知れない『生き物』を制御して、 我がものに出来るのか ――。 ゲーマー的な表現でいえば、その『巨大な魔物=モンスター』に、 人生のここぞというシチュエーションで勝てるか、負けてしまうかで あなたというゲームの結末は、おおよそ全て決まってしまうのです。 以下は稲船さんから最終講義で教えてもらった 『その魔物を唯一倒すことができる、究極の●●●●●』についてのヒントを ちょっとだけ解説します。(一番重要なことは秘密だよー!!) まずあなたがその重要なプレゼンに挑む前に、その相手がどういう人で、 その人が『どのような立場の人』なのかをよく見極めておくのです。 「自分を知る」と言うことは「目的を知る」ということと同意であり、 それにはまず「相手を知る」ことから始まるのです。 あの『孫子』でも同じことを言っていますね。 そしてその相手は「何を考えているか」「何を欲しているのか」、 「あなたに何を期待して、何をその企画に望んでいるのか」を、 相手の立場になって戦略的観点から徹底的に分析し、 事前に調べ上げておくのです。 なぜ、あなたにプレゼンする機会が与えられたのか? そのプレゼンの最終的な目的、あなたのミッションとは何なのか? 深呼吸して、一度心を「空っぽ」にして静かに考えてみて下さい。 斬新で面白いゲームアイデアであることは、もちろん大歓迎です。 しかし、相手は利益を追求しなくては成り立たない「企業組織」なのですから、 ビジネスライクにその会社に具体的に貢献できる可能性はどこにあるのかを、 端的に、魅力的に説明できることも成功するプレゼンには欠かせない、 ファクターなのです。(ここ重要) それは課金方法がどうだとか、有料ダウンロードコンテンツがこうだとか、 細かいことではなくて、たとえ大風呂敷をおっぴろげても 多少の嘘を混ぜても全然オッケーなので(企画が通ったら後でいくらでも何とかなる)、 『いかに相手を虜にさせるような甘く、魅惑的な幻想を抱いてもらうか』がポイントです。 『作品が大ヒットして、ものすごーく儲かっちゃったらどうしよ~♪♪♪』 ・・・ってなことを相手が勝手に妄想しちゃったらもうプレゼンはもう『勝った』も同然です。 そして、ようやく得られたその千載一遇のプレゼンの最後に、 あなたは具体的に何を、どう情熱を持って説明すべきなのか? それらを総括して、人生を決するプレゼンテーションの最終的な極意、 『究極の●●●●●』とは一体なにか・・・? 大変申し訳ありませんが、これ以上このブログで文章で伝えることは不可能です。 それを知りたい方は、ぜひ次回の『稲船塾』に挑戦して、自ら扉を叩いてみてください。 そしてできれば僕のようにディレクターになって、一回も欠席しないで、 毎回積極的に手を挙げて、恥ずかしがらずに何でも良いので発言をして、 自分のエゴとメンバーの意見のバランスを取りながら絶妙な舵取りをして、 たとえ10分しか寝れなくても毎回新しい企画をまとめ上げて発表してみてください。 そして稲船さんを前に体当たりのプレゼンをして、どうぞ砕け散ってください。 そうすれば最後の最後に、その神髄である『究極の●●●●●』を一瞬だけ、 きっと垣間見れるはずです。僕はそれを見ることが出来ました。 チーム企画なんて別に何も出来ていなくても、誰かがやってくれるだろう。 いろいろ意見を求められても人と深く関わるのは面倒だし、 コミュニケーションとか連絡とかウザいし、あんま関わりたくない。 学校も仕事も忙しいから、できれば最後まで、聴講生、傍観者でいいや。 ・・・みたいな考えだったら、そもそもゲームのディレクターや プランナー職なんて絶対に不可能ですし、稲船塾に入っても最初から 鼻っ柱を折られますよ。 しかーし、よく考えてみてください。 稲船さんという現実のゲーム業界で活躍されている大物が、 ズブの素人たちにゲーム企画とプレゼン技術を直に指導してくれる 実践的で夢のような環境は、世界のどこを見ても存在しないはずです。 「4ヶ月といっても、たった週一回の講義で一体何が分かるの?」などと 最初から勘ぐっている人は、1,000時間の講義を受けても何も残らないでしょう。 要は、回数や時間の長さじゃないんです。 一回でもいいから、あなたの魂が震えたか、そして相手の魂が共鳴したかなんです。 (人生、ソルサクみたいなもんスよ) あなたが本気になれるなら、絶対に得られるものがあります。 Petite et accipietis, pulsate et aperietur vobis. 「眼前の扉を叩け、(新しい世界は)それを開けたいと望み、 扉を叩く者のためだけに、開く」のです。 僕にとっては、稲船さんとの出会いとプレゼンによる真剣勝負。 その毎回が最大の財産であり、人生の中でも得がたい貴重な収穫でした。 そしてこれから得たものを最大限に活用して、世界に打って出るつもりです。 で、僕は、本当はすぐにアプリ会社みたいのを起業する予定でしたが、 今回の稲船塾に参加して、特に最後の講義で考えが少し変わったので、 ちょっくら温泉にでも行った後に、またすぐに稲船さんに挑戦する予定です。 今度は、正真正銘、本当の自分の企画をプレゼンして、 「稲船敬二」の魂を揺るがせてみたいと思います。(大マジで) そんな感じなので、どうぞ楽しみに待っていてください♪ そしてチームの皆さんも、アタマがちょっとおかしな僕のワガママをいろいろ聞いてくれて、 どうもありがとうございました。 ゲーム作りで、どうにもこうにも行き詰まって、路頭に迷ったときは、 稲船塾で学んだことを思い出して、やっかい事をみんな蹴散らして前に進んでくださいね。 他のチームの人も仲良くなった人はこれからも気楽に連絡ください。 これからもいろいろ情報交換しましょう。 最後に、僕の一番好きな戯曲の台詞を紹介します。 ・・・本当の狂気とは何か? 夢に溺れて現実を見ないのも狂気かも知れない 現実のみを追って、夢を持たないのも狂気かも知れない だが、一番憎むべき狂気とは、 あるがままの人生に、ただ折り合いをつけてしまって、 あるべき姿のために戦わないことだ ミゲル・デ・セルバンテス "Don Quijote de la Mancha" じゃあ、次回会うときまでGood Luckってことで! 稲船さん、小野さん、中村さん、広報の方、大塚さん、 株式会社comceptの皆さん、本当にどうもありがとうございました♪ そしてこれからも、どうぞよろしくお願いします。 ※高校、大学と中退してきた僕には、最後の修了書とPCに書いてもらった 稲船サインがほんと嬉しかったなー
by inafunejuku
| 2013-03-01 09:17
| 第三期
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